マンノン語り

マンノンさんが適当に語るページ

「廻る針の一夕語り」方位・羅針盤アンソロジー

2014.05.18 Sunday 08:47
くまっこさんの方位磁針アンソロジーに参加しました。

2014年3月9日(日)に開催された「本の社5」で販売されました。
5月5日(月)の文学フリマ、それとコミティアの方でも販売されました。

廻る針の一夕語り 特設サイト
http://zoujirusi.web.fc2.com/houianthology/index.html

羅針盤や方位を題材にした14の短編と連詩作ひとつがあり、284ページ
という大容量となっています。装丁やページデザインなども洗練されており
良書となっていると思います。私も太鼓判。

さて、それだけあるとどんな話か気になる所だと思うので簡単な説明
と私のちょこっと感想を上げとこうと思います。

以下続きから
 
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第20回 東京国際ブックフェア

2013.07.19 Friday 00:19
2013年7月6日(土)に第20回東京国際ブックフェアに行ってきました。
今回は土日開催ではなく金土開催でした。

写真もあるので折りたたみ。

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超文学フリマは成功したのか

2013.05.16 Thursday 01:23
 2013年4月28日に行われた『ニコニコ超会議2・超文学フリマ』お疲れ様でした。

さて文学フリマの初となるニコニコ動画への参戦。これは成功したと言えるのか。
ちょっと考えてみたいと思います。

続きは折りたたみで。

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http://d.hatena.ne.jp/jugoya/20130428

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文学フリマ15

2012.12.03 Monday 21:24
2012年11月18日(日)第15回文学フリマでゲットしたもの
をあげとこうかと思います。少なめですが、私自身読むのそんなに早くないので
少量でないと読みきれないのでありました。積読ばかりではいかんです。

写真もあるので折りたたみ。

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http://d.hatena.ne.jp/jugoya/20121118

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東京国際ブックフェア2012 7月8日編

2012.07.21 Saturday 00:45
 7月7日に東京国際ブックフェア行って大変満足して帰ってきたのですが。
普段使ってる以外の路線だとどういうのあるんだろか、と調べてたら土日限定で
出てるバスがあるらしく、それだと格安でいけるようだったのでお試しがてら
ブックフェア最終日の8日も出かけてみることにしたのでした。

最終日の最終時間前(18時終了)になると値引き合戦が始まるのは
知ってたのでそれを狙って16時頃から回ってみることに。そしてサウジアラビア
でもらった紙袋一つだけの手ぶらで行って大物を狙ってみることにしたのでした。

7日のブログのやつで写真使ってみたのですが、なぜか普通に入れると文章が
写真の横に回りこむようで見にくくてしょうがない。画像入れるときに
「回り込みなし」を選択してるのになんでやねん!とかなりわからない状態でした。
仕方が無いのでimgタグに 「syle=”float:none;”」を
付け足して回り込み無効にしてたり。めんどいです。どっかで設定できるのかな。

続きはこちらから!(例によってゲットしたものの写真付き)

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東京国際ブックフェア2012 7月7日編

2012.07.20 Friday 01:06
 先日の7月7日の七夕の日と翌日の8日に東京国際ブックフェアが開かれていました。

7月7日は漫画家の箱宮ケイさんと一緒に回りました。私が以前から誰か一緒に
回ってくれないかなーと言って誘っていたのでした。

今回は7日のイベントの感想や買ったものなどを紹介します。
使ったことがない「記事の続き」のテストでここからの続きはボタンを押して
確認してね!(買ったものの写真付き)
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国際子ども図書館「イングラムコレクション」と児童文学

2012.07.18 Wednesday 19:32
 2011年10月8日に行われた「イングラムコレクションの愉しみ」という
講演会に行ってました。だいぶ時間経ってますが、少しまとめておこうかと思います。

講師は青山学院大学名誉教授の神宮輝夫氏。国際子ども図書館のコレクション
の研究とかもされてるそうです。貴重な本も蔵書の中にあり閉架式ですが
一般の人も閲覧できるとかなんとか。資料としてあげられたものもコレクション
なので頼めば見せてもらえるようでした(ただし英語だと思います)

イングラムコレクションの名の通り、イギリスでの児童文学の流れを講演して
いました。

18世紀初めに萌芽が見え始め、最初のものは教育的な内容が多かったようです。
教育、教訓が第一でエンターティメント性は低く、楽しいものと言うよりも
〜しなければいけないよ、という教えのものが多かったのだと思います。

The Governess, or a Little Female Academy 『少女のための小さな塾』
セアラ・フィールディング 1745

Some Thoughts concerning Education 『教育論』 ジョン・ロック 1799

などなど。

その後は家庭的なものを題材にした話なども流行したそうです。

The Heir of Redclffe 『レドクリフの世継ぎ』シャーロット・メアリ・ヤング 1855
Six to Sixteen 『六歳から十六歳まで』ジュリアナ・ホレイショ・ユーイング 1875
Carved Lion 『彫刻のライオン』メアリ・ルイザ・モルズワス 1895

女性向け家庭小説で当時のベストセラーとなっていたそうです。
資料にはなかったものの講師の神宮さんが名前をあげていたのが
「かっこう時計」「お城の子供達」

また日常に魔法を取り入れた最初の人だそうです。
(メアリ・ルイザ・モルズワスさんかな?ちょっと記憶があいまいです)

19世紀になると冒険小説が出てきます。これらは男の子向けとして多いに受けました。

15〜16世紀。スペインの方でピカレスク(悪漢小説)が流行っていて
それが取り入れられたのが小説の始まりだそうです。そこから冒険小説、
そして現在でも有名な宝島などへと受け継がれていきました。

それからこれは私がたまたま知ったものですが、スペインの方で流行った
ピカレスクものの原型は中世アラブに伝わる「マカーマート」と呼ばれる
話だそうで。この話ができたのは12世紀。作者のアル・ハリーリーも
著名な人として認識されてたそうです。知識人のたしなみとして読まれていたとか。
訳者の人によると副題として考えられるのは「騙しの長老アブー・ザイド行状記」
悪の美学的なものがアラブで作られ、それがスペインに渡り、そしてイギリス
に渡っていった、ということなのだと思います。

The Life and adventures of Robinson Crusoe『ロビンソン・クルーソー』
ダニエル・デフォー 1719

The last of the Mohicans『モヒカン族の最後』j・f・クーパー 1826

W.H.G.キングストン は作品が多量で G.A.ヘンティ は話がうまい、そうです。

というわけでイングラムコレクションの話でした。わき道の話として語られて
いたのは「最近の児童文学は面白くない」というのがありました。昔のが
面白いというのは私もちょっと感じていたことでもあります。

今に無くて昔にあったもの、それが何かがわかれば面白いものの正体が
わかるような気もしますが、具体的なことについては話されてなかったので
よくわかりません。ただ今にあって昔にはないものも確実にあるような気
はするので、そういうものを見つけることができるなら、現代でも面白いと
思える話ができるのではないかと思います。

イングラムコレクションとは別に「日本の子どもの文学」というのも見てきました。

日本の場合は明治ごろから少年のための文学が作られていたそうで、その後
大正デモクラシーの中で大きく花開くことになったようです。その後戦争が
あり、終戦後、現在と続くようです。

なかでも大正期のものは超一流の芸術家も参加し、質の高い文学を提供
していたように思います。これは日本の質を高めるため世界各地に渡った
文化人達が現地の子供に対する思想を吸収し、日本にもその流れを作ろう
とした結果だと思います。

鈴木三重吉の主催した「赤い鳥」、絵雑誌の「コドモノクニ」は今見ても
面白いものだと思います。コドモノクニでは北原白秋が数多くの童謡も
発表しており、今でも歌われてるものが多いです。

国際子ども図書館
http://www.kodomo.go.jp/

ここの絵本ギャラリーという所でコドモノクニの一部も見れます。
著者名からの検索で北原白秋と入れるとずらずら〜っとならぶので
色々見れます。アメフリとかは一度は聞いてるはずです。

個人的には「夏の砂山」とか面白いと思います。
夏だ  おい   とても 愉快だ
かけろ かけろ  海が  鳴ってる
(以下略)

かっこ書きの注意で(コレハオカアサマニヨンデイタダクノデス)
がよくわからなくて謎です。

というわけで国際子ども図書館の講演会とイベントでした。
「日本の子どもの文学」は本の展示もしてありました。時代によって
作られるものが違ってくるのがわかって面白いかもしれず。子供は理解力が
ないから短編で簡単なものでなければならない、という考えから子供でも
きちんと読み聞かせられると児童向けの長編なども作られたりと時代によって
考え方も色々出てきてるようでした。現代ならどういうものが最適なのか?は
作る人、読む人が考えていくものではないかと思います。

(´д`) <児童文学って本当にいいものですね!(映画風に)

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マヤ文明資料のいろいろ 1

2012.07.16 Monday 21:05
 前回の初心者向けの資料を書いたらすぐに書こうと思ってましたが遅れました。
今回は基本的な資料などを書いていきたいと思います。一度は読んだのですが
だいぶ時間経ってて忘れてしまってるかもしれないので間違いあったらご容赦
のほどを。

創元社 古代マヤ文明 著者・マイケル・D・コウ
訳 加藤奉建、長谷川悦夫

マヤ文明の研究者の中でもっとも有名人として上げられるのが、この本の
著者のマイケル・D・コウさんです。マヤ関係の本を調べてるとだいたいこの名前
を見かけるほどの有名人、かも知れず。研究者の間では「コウのマヤ第六版」として
知られるものです。日本語訳では初版以降されてなかったそうで、2003年版
のこの本が出るまでは日本語で読むことができないテキストでした。
最新の論文などは英語、またはスペイン語で書かれてるものがほとんどで
日本語テキストは基本的なものと言われるものも無いかもしれず。私のような
個人的なファン、書き物として調べる人には知りたくても知れないものでした。

訳者の加藤さんはコウのマヤ第一版を翻訳した関係でこの本も手がけることに
なったようです。共同訳者となってる長谷川さんは現場で活躍する考古学者で
マヤの知識の最先端の場にいる人ということで協力して訳されたようです。

初版から間が空いたのは色々なタイミングもあったようですが、加藤さん自身
が研究から身を引いていたからで、学術書にかぎらず本を出すというのは
色々と困難があり難しいものだと思います。日本語しか読めない自分には
大変ありがたく思います。

本の内容は第一章から第八章までは以前の版からのもので、そこから第十章まで
が追加されたもの。ただ昔書いたものも最新の学術調査にあわせて改訂されて
いるため、昔のものとはまるで別になってるそうです。

第一章 イントロダクション マヤの環境や歴史について
第二章 最古のマヤ 初期の生活や環境など
第三章 マヤ文明の隆盛 暦など
第四章 輝けるマヤ文明ー古典期前期 軍事大国テオティワカンなど
第五章 輝けるマヤ文明ー古典期後期 コパン・キリグア、ティカルなど
第六章 古典期終末期 大崩壊など
第七章 後古典期 トルテカ人の侵入とチチェン・イツァーなど
第八章 征服前夜におけるマヤ人の生活 畑仕事と狩り 産業と商業など
第九章 マヤ人の思考 神や大地、地下世界、精神世界など
第十章 永遠のマヤ 現代のマヤ人など

各ページには写真も添えられていて、中にはカラーで何ページかあります。
以前展覧会で見た現物の写真もありました(リンテル24)王と女王の石碑で
女王が舌に紐を通して瀉血しているものです。

マヤを調べるうえでは基本的なテキストと言ってもいいかもしれず。読みやすく
挿絵や写真も豊富なので古代文明ものが好きな人なら読みきれるかと思います。

新評論社 マヤ文明の興亡 著者 j・エリック・s・トンプソン
訳 青山和夫

古代マヤ文明のあとがきでも触れられている、日本の若き研究者として
あげられている青山和夫さんによるトンプソンの本の訳本。トンプソンは
古くからマヤ文明の研究をし、その成果を本にまとめ世界でも有名な人
となってました。しかしその研究成果は間違ったものも多く、それを
現代研究でわかったことを補足した上で詳細な注釈を入れたものとなっています。

昔のマヤ文明のイメージは、不思議で神秘的。よくわからないけどすごい文明。
などミステリーやオカルトなどを強調したようなイメージがついたのは
トンプソンの本によることが大きかったようです。もとより最初の研究者は
道楽で初めて、自分の考えこそがこの文明の真実!と声高らかに宣言したくて
やってた部分もあり、現在わかってるイメージとはだいぶ違うというのがありました。

しかしこういう間違ったイメージをひとつひとつ反証していくことで現代の
学説や研究は進歩してきたということです。トンプソン自身は博識で精力的
な人であったこともあって、当時その本を読んだ人は説得力の高さは折り紙つき
と考えてたのも無理はありません。

大切なのは常にそれは正しいのか?ということを検証すること。学問や学術は
それによって日々研鑽されているというのがよくわかるかもしれません。

2008年に刊行された本なので最新に近いものだと思います。何より日本語テキスト
なのがありがたいです。巻末には青山和夫さんによるまとめの部分もあり、この学問
がどういう歴史をたどってきたかがわかるようになってます。

なによりトンプソンの時代(1954年発行)にはわからなかったことが、現代に
なってどういうものかがわかってきている。トンプソンの本文の下に詳細な注釈として
載っているのが学問の進歩を垣間見るようで面白いです。

創元社 古代マヤ王歴代誌 著者 サイモン・マーティン ニコライ・クルーベ
監修者 中村誠一 訳 長谷川悦夫 徳江佐和子 野口雅樹

2002年発行のこの本は日本の研究者の中でも筆頭にあげられる中村誠一さんが
監修した本となっています。現在も現地で研究をしている第一人者と言っても
いいかもしれません。テレビでは世界不思議発見でも何度か出演されています。

私にとってマヤ文明はゲームの中が最初の出会いでした。チチェン・イツァを
舞台にした太陽の神殿というゲームでした。よくわかっていなかったマヤ文明
というものが、この本によってイメージとはまるで違うようなものだと
思わされたのでした。

日本の戦国時代を思わせるような国家の乱立と戦争。親族間による同盟。
強大な国が中小国を支配するなど神秘やミステリーとはかけ離れた現実的
な人間ドラマがあるというのは衝撃的でした。

中でも中部地域の歴史は国も多く、劇的なドラマも多いようで何があったのか
がすごく気になったものでした。石碑などからわかることも多いのですが
その石碑自体も解読が困難になってるものもあり、想像力を刺激される
のでした。

私が書いた「6の空の女王」は名前の正確な読み方が不明な女王であり、
女王自体が活躍するというのが極めて珍しいというのもあって強く心がひかれました。
この女王の時代は戦争が多く、残っている石碑から戦争の経過などが
わかる所も多いのですが、女王に関してはまだまだ謎が多いようです。

ドラマティックな展開を見せる戦争史がマヤにもあった、というのは
かなりの衝撃でした。実は6の空女王近辺の所は読んだのですが、他の部分は
まだ読めてません。書き物する時は女王以降の部分は参考にしないだろうと
そのままにしてました。補完がてら読んでいきたいと思ってます。

というわけで主要の3冊をあげてみました。創元社は色々本を出してるので
色々読んでみたいところです。先日アステカ文明の本も発見したのですが
後々買いにいこうと思ったら売切れてて残念でした。

グァテマラのマヤ文明とメキシコのアステカ文明は距離は離れていますが
お互いに影響を与えたと思われるものが多く、アステカの方も調べないと
なぁと思っていました。チチェン・イツァでも双方の文明が色濃く反映
されてるようです。

いくら調べてもわからないことが多いですが、少しずつでも理解できたらな
と思っています。

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マヤ文明の初心者向けや資料などについて

2012.05.31 Thursday 22:40
 というわけで久々の更新。今度マヤ文明ものの話を書こうかと思い、資料に
関してまとめておこうかと思います。人によって集め方も違うだろうし、何より
誰かに体系的に学んだわけではないので抜けがかなりあると思います。
これを読んでもしかしたらオススメの書籍など紹介してもらえたら、という狙い
もあります。

まず初めは基本と思われるもの、初心者向けと思われるものをチョイス。

古代マヤ・アステカ不可思議大全 柴崎みゆき

たぶん現在手に入る書籍の中で、初心者として読むにはこれ以上ないくらいの本
だと思います。流れがわかりやすく、マヤ・アステカに関する基本的なことが
わかります。何より特筆すべきは全てフリーハンドで書かれたものであること。
すべて手書きになってて、イラストなども添えられているのでとても読みやすい。
文字も手書きですが読みやすいと思います。何より硬い文章の学術書を読むのは
抵抗ありますが、砕けた表現も多いので読みやすいです。

300ページほどある本ですが、基本の資料なども紹介してくれているので
ここからそれらを拾うのも可能。もともとは「マヤ・アステカ遺跡へっぴり紀行」
という本も一冊で出す予定だったらしいですが、どちらも300ページほど
あるので本をわけたようです。こちらの紀行も同じく手書き風味の味のある本
で現地の模様などが詳しくわかるようになってます。紀行文好きな人ならいける
と思います。

ここからは基本と言うか元となる資料。色々な書籍の元ネタとなるものです。

マヤ神話 ポポル・ヴフ 林屋 永吉訳
A・レシーノス原訳 D・リベラ挿画

マヤ神話のポポル・ヴフの日本語訳版です。最初のページに書評があって
それを書いているのが三島由紀夫で驚きました。簡潔にして味わい深い文章で
マヤ神話が綴られています。キチェーと呼ばれる民族に伝わる神話で日本で言えば
古事記などに相当するものです。

創世神話、英雄譚などが主で、マヤ世界独特の登場人物が活躍します。
フンアフプーとイシュバランケーという双子の英雄の話で死者の国に行ったり
神を騙まし討ちにしたりするのですが、古事記などでもスサノオが
似たようなことをしてたりします。神話の場合国が違っても似たような話系
があるようで、それを体系付けたりするようです。

注釈も多くあり、読んでいくと理解が深まるとは思いますが、日本には
あまりなじみのない世界なのでなかなか理解するのは難しいかもしれません。
「ホリホリ、フキフキ」という、道具のすりこぎなどの擬音がちょっと
可愛いのが印象に残っています。

話としては語られて伝えられたものなので話として理解しやすく、物語が好き
な人なら読めると思います。

訳者あとがきにもありますが本来の名前は「ポポ・ヴフ」だそうで。ただ
現地でも「ポポル・ヴフ」で理解されてるので変えていないということだそうです。

マヤ神話 チラム・バラムの予言 望月 芳郎訳
ル・クレジオ原訳・序

マヤの神官達に伝わる伝承などを扱った本。予言というよりも王族のしきたりや
儀式のための手順や呪文、王と将来王となる者への継承儀式などを扱ったもの。
予言部分はカトゥンの予言と呼ばれるもので、この時期はこんなことが起こる
見たいな事が書かれています。

日本だと宮内庁行事のように一般にはあまり知られないような儀式が当たると
思います。理解するのは大変困難であり、書いてある文章がなにを表すのか?
など難解を極めるものとなっています。

当時としては常識だったのもが時代が下るに連れて意味を理解するものが
いなくなり、その当時のままの儀式だけが残り何を意味するのかわからなくなる。
こういうのは昔から続くものには多くあることかと思います。

これがさらに難解なのは、キリスト教の改宗を受けて書かれているものなので
所々でキリスト教的なものが差し込まれていることです。内容も理解しがたく
またそれが断片的なものが多いので、なかなか頭に入りませんでした。

前述のポポル・ヴフは話として読むことは出来るのですが、こちらは無理です。
よほどの物好きくらいしか読む本ではないと思います。ですがマヤの価値観
などがわかる部分もあります。王の権威はマットに象徴される、みたいな。

ソリタ ヌエバ・エスパニャ報告書
ランダ ユカタン事物記


大航海時代業書 と呼ばれるシリーズ本のひとつで第二期 13巻目
このうちのランダ ユカタン事物記の部分が侵略当時のマヤをそのまま
伝えるものとして知られているようです。

ランダというのは司祭でスペインから来て色々現地でひどいことしてる
のですが、当時の状況を伝えるものがこれくらいしかないので、これから
拾うより他はないようです。有名な焚書とかで全部なくなってしまったのが
悔やまれます。

この事物記は当時の権力者達に自分達はこんだけ働いているんだよ!
というのを証明するためのものだったろうと思います。

私はこれを手に入れたばかりでまだ読めていません。500ページを超える
大著なんで少しずつ読み進めていこうかと思います。

というわけでマヤの資料の話でした。私の場合基本もあまり知らないでの
乱読傾向だったのでまだまだ知らないことも多いですが(何より頭に入らない)
ちょこちょこやっていきたいと思います。

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国際子ども図書館の講演会

2010.06.27 Sunday 00:48
ミクシィで書いた日記の転載です。

というわけで行って来ました。国際子ども図書館で行われた「日本発☆子どもの本海を渡る」
というもので児童文学作家の角野栄子さん、台湾事情にくわしいショウ・イーフンさん、
それと令丈ヒロ子さん(YA系作家)の3人による講演会でした。

(´д`) <国際子ども図書館のメールマガジンで知りました(今年から始まった)

応募者多数の場合は抽選になるとのことで、まぁダメもとで申し込んでみようかなぁと
送ったら当たったようでした。抽選の結果当選しました、みたいなこと書いてあったので
人数はそこそこいたのかもしれない。

(´∀`) <じゃぁ行きますか!(角野栄子さんは魔女の宅急便の人)

今日は物凄く蒸し暑くて、図書館行くまでに汗だくに。エレベーター使わず階段で
上がったのでさらにヒートしてしまったかもしれない。子ども図書館は建物が恐るべき
立派さだったりするので、来ると階段上りたくなってしまうのであった。

来ていた人たちは9割は女の人でした。というか九分九厘というか。男の人確認できた
のは数人だったしな。なんとなく主婦のおっかけグループのような気もしたがどう
なんだろか。まぁでもこんなもんなのかも知れない。

お話は一人30分で3人ともきっちり時間通りだったようです。私の中では角野さんの
話が一番面白かったです。魔女についての話をからめ、ルーマニアを旅した時のことを
話されていました。話がうまいな、と思ったのは合間合間にジョーク的なエピソードを
はさんで話したり。海外各国で翻訳されている魔女の宅急便だけど、スウェーデンや
カナダの表紙は気に入らない、と言ってました。どうやら魔女自体がタブー視される
ため、可愛くしないで不細工で怖い感じにわざとしてたそうです。まぁそういうお国柄に
よる価値観の違いとか、魔女の由来、アニミズム的なことなどを、日常の生活の話
ともからめながら話したりしてました。去年魔女の宅急便の6巻目でシリーズ終了
したニュースは私も知っていたので、これを機に読んでみようかなと思っています。

しかし驚くべきはその年齢。プロフィールによると今年75歳のようなのですが、話
の巧みさ、聞きやすさは素晴らしいものがありました。最後におっしゃっていましたが
やはり物作りはケンコーが一番だそうです。納得。

あとのお二方の話も興味深いものでした。台湾の文学事情とかそうとは知れないしな。
どうやら向こうの児童文学作家さんというのは、ほぼすべて学校の先生が書くもの
なんだそうです。職業作家とかはないのかもしれない。国によって文学事情というのは
色々違うものなのかもしれません。

令丈ヒロ子さんは台湾で出版するに当たって取材旅行をした時の話をされてました。
YA系というのは13〜18才くらいを対象にしたものだそうで。見た印象的には児童文学版
のライトノベルのような感じなんでしょうか。アニメ絵表紙なのも共通点ではあるな。

講演会というと質疑応答なんかでバリバリ挙手される印象があったのですが、質問
はほとんどなく。角野さんへの質問も無かったのですが、私が色々質問したいくらい
でありました。その時は気後れしてしまったので終わってしまったのですが。
もうちょっと児童文学について掘り下げてもらっても良かったかもしれない。

てなわけで講演会でした。今回が第一回だそうで、この後もまた別の地域のものを
題材にしてやるみたいです。次回はイギリスとか言ってたかな?たぶん秋になると
思うので狙えるならまた聞きに言ってみようかなと。

そういえば講演会聞いた後、資料見て回る人はほとんどいなかったな。私ぐらいの
ものだった。資料室ものぞいてきたのですが、角野さんの話にもちょこっと出ていた
スペイン語版と思われるものがあったのでちょっと見たりしてました。なんだけど
このバージョン、なぜかチラシの方では取り扱ってないんだよね。韓国版とか
ノルウェー版とかはあるのに。国際子ども図書館が主催してるなら自分の所の蔵書
くらいはカバーしてもらいたいもんだ、と思いました。

(´∀`) <挿絵は味がありました(スペイン語らしきものはもちろん読めません)

てなわけで講演会でした。この図書館自体に行くことがあまりないので、こういう
イベント利用して来るのも手なのかなと。見て回る時間は短くなってしまうが。
ちょうど今年で創立10周年だそうで、その関係でこういうイベントが企画されて
いるようです。10年前の創立当初も私は見に行ってましたが、その時は蔵書が
恐ろしく少なくて、こんなんで大丈夫なんかな、と心配したほどでした。今では
大分在庫も増えたようで立派になっています。

(´д`) <昔の第一資料室は今は事務室になってました(部屋大きい所に移ったらしい)

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