マンノン語り

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超文学フリマは成功したのか

2013.05.16 Thursday 01:23
 2013年4月28日に行われた『ニコニコ超会議2・超文学フリマ』お疲れ様でした。

さて文学フリマの初となるニコニコ動画への参戦。これは成功したと言えるのか。
ちょっと考えてみたいと思います。

続きは折りたたみで。

トラックバック用
http://d.hatena.ne.jp/jugoya/20130428


文学フリマは「ニコニコ超会議2」 内で行われました。文学フリマは場所を
借りたような存在。超会議は2回目で文学フリマはもちろんこういう形での
参加は初めてでした。

私自身はニコニコ動画の乗りなどはわかっているとは思ってたのですが、実際
この会議がどういうものかは以前の超会議には参加もしてなかったのでわかりません
でした。今回出させてもらって感じたのは、お客さん自体が参加するコンテンツが
多かった、ということでしょうか。やってみた系のもの(歌ったり踊ったり)のもの
はもちろん、それ以外でも壁に感想や絵を書き入れられるなど様々なものが
ありました。飛行機を作れるなんてのもありました。

超文学フリマはどうだったか?良くも悪くもいつもの通りのスタンスでの参加。
前例がない上に初めての場所でどういうことをしているのかもわからないので
仕方ないとも言えます。結果お客さんにしても文学フリマ参加者にしてもどう
接していいかわからなくて戸惑っていたように感じます。

他の場所と比べても異質だったようで、人の流れも穏やか。そのため休憩所
のような場所になってたかもしれません。穏やかと言っても普段の文学フリマ
以上の人が大勢行き交っているので活気のようなものは感じられました。

会場自体が人の流れが出来るように組み立てられているようで、舞台なども
会場の端と端に置かれ、常に人が流れるようになっていたように思います。
とりあえず通路を歩けば様々なコンテンツが目に入るわけでお客さんは歩き
ながら興味持ったものへ足を運べばいいわけです。

超文学フリマは足を止めさせるものが弱かったかもしれません。何かのファン、
たとえば初音ミクなんかはわかりやすいコンテンツで、それを絡めた何かが
あれば、通り過ぎるだけでなく足を止めてくれたのかもしれないなと思いました。

求められていたのはライブ感というものではないでしょうか。現場で何かが
できる。文章じゃ何もできないと思ってしまうかもしれませんが、文章こそ
もっとも単純でやりやすい表現なのではないでしょうか。

たとえば超ボーカロイドエリアでは初音ミクの絵が壁に所狭しと描かれて
いました。普通の参加者が気楽にどんどん絵を描いていってくれている
わけです。ボーカロイド文化は歌だけでなく、音楽、歌詞、絵も併せ持った
もので、参加者自身も表現者となって参加しているようでした。

つまり簡単な文章、超短編をボーカロイドや初音ミクをお題にして
やってみるとかも出来るんじゃないでしょうか。上下にスペースを区切り
下に文章を書き、上にはイラストを描いてもらう。即席の絵日記風味
になると思います。

文章は意外とハードルが高く感じる人もいると思うので、お題に即した
単語を何かで用意(たとえば紙の短冊など)それらを組み合わせて即席
の話を作る、とかなら参加しやすいかもしれません。文章の福笑い的な。

文章は紙とペンがあれば出来る、もっとも表現しやすい表現方法だと
思います。工夫すれば面白いものができる、面白く参加ができる。
そういう場だと思いました。

そういう意味で超文学フリマはどうしていいかわからず、戸惑うばかりだった。
ということで大失敗だった。もうこれを公式で宣言してしまってもいいのでは
ないかとも思います。

ニコニコ超会議自体も初回は大赤字、それをニコニコ動画内で臆面も無く公開
してしまっています。自ら失敗したと言い放ち、それにも懲りずに2回目を
やった。3回目も早々に懲りずにやるようです。

ニコニコ超会議2 公式トレイラー 7/18プレイバック&最終赤字額発表
http://www.nicovideo.jp/watch/sm18378575

おそらく夏ごろに超会議2の発表もあるんじゃないでしょうか。失敗だったと
しても懲りずにやる、それがニコニコのメンタリティなのかもしれません。

逆に言えば失敗したからこそ、改善点が多く見つかるというのがあると
思います。文学フリマがこの一回だけの参加に終わるのはもったいない
気がします。何ができるのか、何をするのか。我々はバトンを受け取って
いる状態だと思います。


文章が動画に向かないのではないか?そういう思いを持っている人も
多いかもしれませんが面白いコンテンツがあります。

ゆめにっき ぷれいにっき1にちめ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm242880

「ゆめにっき」というフリーのゲームのプレイ動画です。ちょっとホラー系
というか理不尽系というか、恐ろしい世界観を色々垣間見るゲーム。
ゲーム性はそれほど高くないものの、その独特の世界観に惚れ込む人
も多いようです。私も今回ニコニコ小説を書くにあたって流行動画を
チェックしてたのですが、これもそのひとつでした。
どんなものかチェックしてすぐに終わる予定でしたが、このプレイ動画は
先が気になって結局全部見てしまいました。

このゆめにっきの世界はグッズ化され、さらに小説化もされるようです。
動画から小説へと発展してるわけです。

Project Yumenikki
http://yumenikki.net/

漫画など多方面に展開する予定のようです。このゲーム自体は動画が
あったからこそ注目されたのかもしれません。その動画が注目され、さらに
小説化もされる。表現方法の違いはあるかもしれませんが表現をする
という点ではどの方法でも表現できると思います。

今回参加させてもらった者としては、通路を通るお客さん自体が様々な人が
いて、人の流れを見るだけでも楽しい場所でした。騒がしい場所が苦手な
人には苦痛だったかもしれませんが、元々ここはお祭り騒ぎをするような
場所なので仕方ないかもしれません。

今までの文学フリマからすると異質なのかもしれません。ですがその楽しもう
とする熱気や活気は良い刺激になったような気がします。

文学フリマとは

既成の文壇や文芸誌の枠にとらわれず〈文学〉を発表できる「場」を提供すること、作り手や読者が直接コミュニケートできる「場」をつくることを目的とし、プロ・アマといった垣根も取り払って、すべての人が〈文学〉の担い手となることができるイベントとして構想されました。

ニコニコ超会議ではお客さんは反応してくれなくて駄目だ、文章は動画の発表会には
向かない。そういう風に思う人もいるかもしれません。しかし表現方法の違いだけで
その枠にとらわれ、向いてないからやらないというのは文学フリマの目指す所では
ないと思います。

文学フリマのコミュニケートは始まったばかり。だからこそ様々な可能性を
見つけていく、発見していくことができる。

一度参加したからには何かの収穫がなければ損だ、そんな図太さを持っても
いいのではないかと思います。

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